2020/08/23_教室の無線LAN整備率48.3%(今年3月調査結果)

文科省は2020.08.28(日)に「学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について」を開示した( 令和2年3月1日が調査基準日)。
その結果、普通教室の校内LAN整備率は91.2%(前回調査平成30年度は89.9%)であったのに対し、普通教室の無線LAN整備率は48.3%(41.0%)と半分近くに留まった。GIGAスクール構想にて1人1台端末を掲げており、今後学校内外の環境をどのように進めていくのか、その具体化が今後の課題だ。
学校における教育の情報化の実態等に関する調査結果【速報値】について
(1)学校におけるICT環境の整備状況
 ・ 教育用コンピュータ1台当たり児童生徒数              4.9人/台 (5.4人/台)
 ・ 普通教室の無線LAN整備率                        48.3%(41.0%)
  (参考)普通教室の校内LAN整備率                    91.2%(89.9%)
 ・ インターネット接続率(30Mbps以上)                   96.3%(93.9%)
  (参考)インターネット接続率(100Mbps以上)                 77.8%(70.3%)
 ・ 普通教室の大型提示装置整備率                     59.2%(52.2%)
 ・ 教員の校務用コンピュータ整備率                    122.7%(120.5%)
 ・ 統合型校務支援システム整備率                      64.3%(57.5%)
 ・ 指導者用デジタル教科書整備率                       56.4%(52.6%)
 ・ 学習者用デジタル教科書整備率                      8.2%(新規)
                              ( )内は前回調査(平成30年度)の数値
(2)教員のICT活用指導力
 ・ 教材研究・指導の準備・評価・校務などにICTを活用する能力   86.7%(86.2%)
 ・ 授業にICTを活用して指導する能力                   69.8%(69.7%)
 ・ 児童生徒のICT活用を指導する能力                   71.3%(70.2%)
 ・ 情報活用の基盤となる知識や態度について指導する能力     81.8%(80.5%)
                              ( )内は前回調査(平成30年度)の数値